2018年6月15日に消費者庁が会見を行い、ダイエットサプリ等の通販会社(ブレインハーツにたいして行政指導を行なった旨を発表しました。
内容は措置命令と課徴金納付命令です。
理由は
「アフィリエイトサイトで根拠のない過激な痩身効果などをうたわせて、
消費者を自社ウェブサイトへ誘導し、健康食品などを販売した。」
というものです。
課徴金の額は合計2,229万円です。
問題は今回初めて指示された措置命令の中身です。
アフィリエイトサイトから自社ウェブサイトへ誘導するという手段が主要なルートだったことから、消費者庁ではアフィリエイトサイトも関与していたと判断。表示内容が事実と異なることを消費者へ周知する方法について、アフィリエイトサイトから自社ウェブサイトの周知文へ飛ばす動線も含めるように命じた。消費者庁では「消費者がアフィリエイトサイトを見て購入しようと思って、同社のウェブサイトへ移行したとしても周知文を見ることになる」(表示対策課)と説明している
出典:健康情報ニュース.COM
つまり下記のようなアフィリサイトのアフィリリンクをクリックすると
販売元の謝罪文サイトへ遷移することを義務づけたということです。
↓↓↓
消費者庁の担当課では、
「今回の措置命令により、アフィリエイトサイトも景表法の適用対象となり得ることを注意喚起した。広告主だけでなく、アフィリエイターや仲介業者(ASP)にも認識してもらいたい。」
と話しているそうです。
明確にアフィリエイターもグルとの認識ですが、その可否はともかくとして、行政がアフィリエイターも責任を負うべきと判断していることが重要です。
「注意喚起」と言っていますので、今後は処分しますよとの警告とも読めます。
怖いですね。
この報道を受けて、ネットでは次のような口コミも、
会社はもちろんだが、金を貰って宣伝していた有名ブロガーも処分されるべき。
対策はあるでしょうか?
対策はあります!!
有効な対策教材「アフィリーガル」についてレビューします。
アフィリーガルの基本情報
特商法の内容
販売業者名 株式会社Catch the Web
所在地 神奈川県藤沢市湘南台1-7-9 フォーレ湘南台5階
講師の稲留万希子さんとは
講師の稲留万希子さんは薬事法広告研究所代表で、主に企業向けに薬機法に関連する広告表現のコンサルタントを行っています。
単に法律に引っ掛からないということではなく、売れる広告表現のアドバイスです。
講師としてはピッタリの人ですね。
詳しい経歴は薬事法広告研究所のサイトでも紹介されています。
また、Catch the Web社はアフィリエイターの地位向上にずっと取り組んできたまともな会社です。
そもそも薬機法(旧薬事法)とはなに?
薬機法の正式名称は「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」です。
従来の薬事法(昭和35年制定)が、平成25年11月に改正され上記の長い名前の法律となりました。
その結果、薬機法(医薬品の「薬」と医療機器の「機」)が略称となりました。
ちなみに厚労省は「医薬品医療機器等法」という略称を使用しています。
改正は医療機器の現状に合わせた修正と再生医療関連事項の追加が主で大本は変わりありません。
対象は医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器ですが、アフィリエイト的には化粧品・健康食品・健康器具等の誇大広告を規制していると考えればいいです。
そして各分野で効果・効能について認められる表現が異なります
なおかつ重要なのは
同法、第八章 医薬品等の広告(誇大広告等)第66条に
1 何人も、医薬品、医薬部外品、化粧品又は医療機器の名称、製造方法、効能、効果又は性能に関して、明示的であると暗示的であるとを問わず、虚偽又は誇大な記事を広告し、記述し、又は流布してはならない。
とあることです。
「何人も」ですから、販売会社だけではなくアフィリエイターも当然含まれます。
今までは行政処分があっても販売会社が対象でアフィリエイターが責任を問われるまでには至っていませんでしたが、その流れが変わってアフィリエイターにまで処分が及んで来ることは間違いありません。
今時点でも、広告主・ASPは薬機法等の違反にはピリピリしています。
違反をしているアフィリサイトを運営していればたとえ成果が上がったとしても承認はキャンセルされます。
ヤフーのPPCでも薬機法に違反していると見なされた表現は広告出向できません。
例えば
シミ対策クリーム の商材で
「シミ(そばかす)が消える(薄くなる、小さくなる、剥がれる)」という表現はNGです。
もし知らずに違反していて、1ヶ月分の成果がすべて否認となったら、泣くにも泣けないのでは、、
アフィリ報酬だけでいえば収入がゼロになるわけですが、もし行政処分を受けたとすると罰金を払わなければならないのでゼロではなく赤字です。(涙)
今まではアフィリエイターが広告主を選別していたのですが、逆に広告主が優良なアフィリエイターを選別して、そのアフィリエイターだけにアフィリエイトを許可するという逆選別も増えています。
そうなると、薬機法の知識があれば広告主・ASPに喜ばれますよね。
「アフィリーガル」の特典もその趣旨に沿っています。
教材の内容は
2時間45分の動画講義です。
PDFの要約はついています。
企業向けのコンサルを行なっている専門講師が、正しいかどうか判断が難しい内容・表現についてアフィリエイトに絞って易しく解説してくれています。
講義内容の一部
<基本的事項>
健康食品・化粧品と薬器法の関係
薬機法違反になるとどうなるか?
アフィリエイターとして知っておくべきこと
<健康食品について>
知って置かなければならない「46通知」
広告に学ぶ表現テクニック
<化粧品・薬用化粧品について>
化粧品、医薬部外品、医薬品の区別
化粧品で表記可能な効能効果
美白・シミの表現
他社の広告に学ぶ表現テクニック
などなどです。
全体の内容をまとめると
さすがに企業対象のプロのコンサルタントだけあって、難しい内容を分かりやすく説明してくれていますね。
メリットとデメリットは
メリット
・分かり難い薬機法および周辺法律への対処が専門書を読むことなくこれだけで分かる
・アフィリエイトに特化しているので余分な内容が無い
・単に違反を避けるだけでなく、成約率の高い表現を学べる
・価格はリーズナブル
・自分のサイトが法律違反をしていないか悩む必要がなくなる
・薬機法にかかわるジャンルでのPPCの出稿が簡単になる
・特典のクローズドASPの利用権利(特別単価もあり?)も魅力的
デメリット
コンテンツが動画のため、流し読みはできない
(ただ要約版のPDFはある)
ライバル教材は
無し
総合評価は
今回の行政処分は直接には景品表示法違反ですが、薬機法での摘発も増えていくのは間違いないでしょう。
さらには、アフィリエイターに処分が及ぶ流れを明らかに指し示しています。
管理人のJUSAIは資産となるネットビジネスを推奨しています。
せっかくネット上に資産を作ったはずなのが、知らないうちに法律違反を犯していたとしたら、、、
資産ではなく、リスクの種をネット上に振り撒いていることとなります。
結論として、
化粧品・健康食品などのアフィリエイトをするならば、できるだけリスクを排除して身を守ることを優先しましょう。
また薬機法に抵触しない成約率の高い表現を手元に持っておくことは、ライバルが減るだろう化粧品・健康食品などのジャンルで報酬を増やすための有効な武器です。
是非手に入れることをおススメします♪
おすすめできる人・できない人
おすすめできる人
・報酬が多いというだけで化粧品・健康食品などのアフィリに取り組んでいる人
・薬機法(薬事法)は知っているが、自分は大丈夫だと思っている人
・薬機法(薬事法)を詳しく知ることでアフィエイトの報酬を上げたい人
おすすめできない人
・化粧品・健康食品などのアフィリに取り組んでいない人
・なんとなく化粧品・健康食品などのアフィリに取り組んでいる人
・化粧品・健康食品などのアフィリで報酬が下がっても構わない人
とくに次のノウハウの実践者には必須です。
![](https://i0.wp.com/net-business.tokyo/wp-content/themes/cocoon-master/screenshot.jpg?resize=320%2C226&ssl=1)
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